☆当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

元夫の葬儀後~相続放棄①

スポンサーリンク

元夫の遺産相続。

前回の続きです。

元夫が亡くなりました。
突然のことでした。 元夫が亡くなったと、その当日に友人から電話で連絡がありました。 葬儀まで終了しましたが、まだ信じられません。 葬儀に出席するのか。など考えないといけなかったので、連絡を受けてから「きっと本当なんだろう。」と半信半疑の状態...

元夫の実家へ、相続の話をしに行ってきました。

どうしたらいいか分からない・・・という前回の記事を公開してからいくつかメールもいただいて、本当にありがとうございます。

知り合いなどにも少し相談しましたが、「相続しない。」という気持ちから、だんだんと「相続するほうがいいんだろう。」という気持ちに変わっていく自分がいました。

相続は子供たちの権利。

子供たちの権利を私が奪うことになる。

プラスの相続が多ければ、子供たちの未来が大きく変わることになるかもしれません。

私の実家では、意見がまっぷたつに分かれましたが(もう関わるなという意味で。それくらい元夫に対する印象が悪い)・・・。

私の気持ちは、行く前に決まっていました。

 

スポンサーリンク

元夫の実家へ。

久しぶりに行く元夫の実家。

女の子がいなかった義両親には、すごく良くしていただきました。

子供たちは初孫で、遊びに行くたびにあれやこれやとお菓子もたくさんいただいたし、私を含めて可愛がってもらいました。

離婚後初めて会うことになるし、その家には元夫の遺影や遺骨も置いてあるだろう。。。

前日まではかなり精神的にもしんどかったですが、相続の話は私が一度は行かなければいけない。

元夫とは別れたけれど、縁があって結婚して子供たちにも恵まれた。

ちゃんと手を合わせておきたい。という気持ちもありました。

家の前までついて2~3分ほど深呼吸を繰り返し、覚悟を決めて玄関へ。

・・・玄関の前に白い布が下がっています。

 

「あぁ、本当に亡くなっているんだ。。。」

 

まだ信じられない気持ちでした。

そして玄関を開け、

「こんにちは。」

と声をかけると、お義母さんが迎えてくれました。

顔を見るだけで涙が出そうになります。

小さな声で、

「来にくかっただろうに、1人でよく来てくれたね~。さぁ、上がって上がって。」

と、以前と変わらず優しく迎えてくれました。

 

元夫を久しぶりに見ました。

通された客間には、元夫の祭壇。

遺影が目に飛び込んできます。

この遺影を見るのにすごく勇気がいりました。

お葬式の時には、まだ怖くて見られませんでした。

でも、パッと目に飛び込んできた遺影は、すごくすごくいい顔をしていて、目が離せなくなるくらいこちらに笑いかけていて、とてもやさしい表情をしていました。

そうだ、昔はとてもやさしい顔をして笑ってた。。。

涙が止まりませんでした。

しばらく遺影の前に座って、本当に亡くなったんだということを感じていました。

遺影や遺骨、そして生前に使っていたものがたくさん並んでいます。

この前まで生きていたという証拠です。

まだ、動きがある。そんな風に感じました。

そして、元夫が亡くなった時の話を聞きました。

お義父さんもお義母さんも、涙をこらえて話してくれました。

誰が悪いわけでもない元夫の死。

「仕方がないんだと思っている。。。」

と、お義父さん。

「太く、短く生きたんだわ・・・。」

と、お義母さん。

この二人を見て、元夫はどう思うんだろう。とふと遺影を見ていました。

この後相続の話に続きます。