突然のことでした。
元夫が亡くなったと、その当日に友人から電話で連絡がありました。
葬儀まで終了しましたが、まだ信じられません。
葬儀に出席するのか。など考えないといけなかったので、連絡を受けてから「きっと本当なんだろう。」と半信半疑の状態でいろんなことを一気に考えました。
幼い子供たちにもちゃんと話をしないといけない。
私は葬儀に行けなくても、子供たちにとっては父親の死です。
伝えるときには、涙が止まりませんでした。
あんなに嫌いだった人。
似た人を見るだけでビクビクしながら過ごしてきたのに、亡くなったとなれば話は別です。
「あなたたちのお父さんが死んじゃったよ。」
「ママとはうまくいかなかったけれど、あなたたちにとっては本当のお父さんだよ。」
離婚前に別居してから何年も会っていなかったので、こんな形で「本当のお父さん」の話をすることになるとは思っていませんでした。
母子家庭として過ごしてきたので、お父さんは家族にはいません。
でも、どこかにいるのと、もうこの世にいないのとは全然違う。
いつか、子供たちが大きくなってお父さんに会いたいと言った時、会うことも出来なくなりました。
この子たちのお父さんが、本当にいなくなってしまった・・・。
本当に本当にもう二度と会いたくないと思って別れたけれど、死ぬなんて卑怯です。
怖かった思い出もあるけれど、いい思い出しか出てこない・・・。
子供たちにお葬式に行きたいかと聞いたところ、長男が行くと言ったことと、私も子供たちを連れて行ってあげなきゃいけないと思ったので、お葬式に行ってきました。
中には入らず、入り口のところでみんなで手を合わせてきました。
子供たちがもっと大きかったら、行っておいでと子供たちだけで行かせたと思います。
まだ、信じられません。
お葬式で名前を見ても、全然違うことのようです。
死ぬなんて、本当に卑怯です。
相手が生きているからこそ、腹が立ったりイヤだと思ったり、文句を言えたりするんです。
死んだらそんな感情も全部ひっくり返ってしまう・・・。
子供たちが大きくなったら会うんだったよね?
本人も悔いが残ると思いますが、子供たちはこれからどんどん父親の死を実感することが増えるんだろうと思います。
こんなことになるなんて。
きっと、本人含め、誰もがそう思ってるんだろうな。
まだ信じられない気持ちでいっぱい。
自分がこんな気持ちになるなんて予想外ですが、
本当に、本当に残念です。
子供たちのことは任せて。どうか、子供たちを見守って。
と伝えたいです。