「シングルマザーの恋愛は難しい」と言われていますが、恋愛がうまくいき、その先の再婚となるとどうなんでしょう。
シングルマザーが再婚するということは、「子供も一緒に再婚」です。
「母子家庭」と「結婚」するんです。
障害が多いと言われる再婚ですが、子供もみんなで幸せになるために知っておきたいことをまとめました。
再婚したい人は5割以上。
シングルマザーのみなさんに、「恋人はいますか?」「いつか再婚したいですか?」というアンケートを独自で行いました。
- 恋人はいますか?
はい・・・47%
いいえ・・・53% - いつか再婚したいですか?
絶対したい・・・15%
出来ればしたい・・・43%
したくない・・・18%
分からない・・・25%
(2018年2月現在 シングルマザーにアンケート!より)
恋人がいるという方は半数以下ですが、再婚して幸せになりたいと思っておられる方は半数以上おられます。
なぜ再婚したい?
離婚直後は、「もう結婚なんてこりごり・・・」と思った方が多いと思いますが、再婚したいと思っておられる方は半数以上。
再婚したいと思っている方は、なぜ再婚したいのでしょうか。
その中には次のような理由がありました。
- 1人で子育てするのが大変。
- 子供には「お父さん」がいたほうがいいと思う。もしくは子供が「お父さん」を欲しがる。
- 経済的な安心が欲しいから。
- 精神的な支えが欲しい。
- 1人だと老後が不安。
「母子家庭の貧困」が問題になるくらい、経済的に厳しい母子家庭が多いと言われています。
そして、「1人で稼がなければ!育てなければ!」と常に頑張っているシングルマザーが、精神的な支えが欲しいと思うのは、自然な流れなのかもしれません。
一方で、「再婚する人は女の部分を捨てきれていない。」「弱い人間」と言った厳しい声が上がることもあります。
再婚が難しいと言われる5つの理由。
離婚後、1人で家事・育児・仕事と頑張ってきたシングルマザーの前にいいなと思える人が現れて、難しいと言われるシングルマザーの恋愛も何とか続いて、2人の間で「再婚」という意識が高まってきたとき、そこにはさらに大きな難関が待っています。
なぜシングルマザーの再婚は難しいと言われるのでしょう。
子供が反対する。
交際期間をある程度経て、子供と相手を会わせるという大きな壁も乗り越えたけれど、子供が彼になつかなかった・・・。
または、子供が再婚に反対した。という例もあります。
再婚したら一緒に住むことになる子供の意見です。
子供が最優先と決めて、しっかりと話を聞いてあげましょう。
無理に話を進めず、時間をかけることが今度の子供との信頼関係にも大きく響きます。
どちらになっても「あなたが一番大事」と伝え続けることが大切です。
親が反対する。
自分の親、または彼の親が反対するパターンです。
自分の親が反対する場合は、子供への虐待を心配されるケースが多くなっています。
そして、彼も再婚で前妻との子供に養育費を支払っているときも、心配の気持ちから反対されることがあるようです。
彼の両親に反対されるのは、彼が初婚の場合が多いです。
「子連れの人を選ばなくても・・・」というのが本音でしょう。
子供と彼がうまくいくか心配。
お付き合いをしているときは、子供と彼がうまくいっていたとしても、再婚してから子供への態度が変わらないだろうか、新たに2人の間に子供が出来たときに、実の子との差別や虐待などがもしあったら・・・と考えてしまい、なかなか再婚へ踏み出せないことが多いです。
子供と一緒に幸せになるため、子供を守るため、当然の悩みだと思います。
交際期間中によく考えて見極めることが大切です。
一度失敗しているので慎重になりすぎる。
離婚をする時は、本当に大変な思いをされたことでしょう。
子供にも悲しい思いをさせてしまい、自分も不安でいっぱいだったと思います。
あんな思いは2度とイヤ!と思いますよね。
彼なら大丈夫と思う反面、不安は付きまといます。
子供のことを考えるからこその悩みです。
環境の変化。
彼と再婚することで苗字がまた変わり、もしかすると仕事もやめなければならないかもしれません。
子供も転校しなければならないかもしれません。
自分が決めたことなので、自分は良くても子供にとってはものすごく大きなこと。
今までの友達、先生、地域、全部変わってしまいます。
子供とも十分に話し合う必要があります。
再婚の大きなポイントは、子供の年齢と性別。
再婚を考える彼と子供がうまくいくかどうかは、子供の年齢と性別が大きなポイントとなります。
- 難易度:1
【男の子・女の子】未就学児、大学生以上 - 難易度:2
【男の子】小学校低学年 - 難易度:3
【男の子】小学校高学年 - 難易度:4
【男の子】中学・高校生
【女の子】小学生~高校生
子供が女の子の場合、小学生以上になるとお母さんが連れてきた知らないおじさんに警戒心を抱きます。
「2人きりにはさせない」など、娘の心に寄り添った十分な配慮が必要です。
思春期には男女ともに難しい年頃なので、無理に近づけようとせずに時間が経つのを待ちます。
大学生にもなると、逆に理解を得やすくなってきます。
再婚後、子供は作る?
シングルマザーが再婚を考える時、出産出来る年齢の場合は、彼との子供を新たに作るか。ということもしっかりと話し合っておきたいところです。
子供が産まれるというのは、本来ならとても喜ばしいこと。
でも連れ子再婚をして、父親のほうが連れ子を虐待したというニュースは本当にあとを絶たないし、子供がどれだけ悲しくて、痛い思いをしたかと考えると本当に耐えがたい話です。
そんな悲しい情報がよく聞こえてくる中で、子連れ再婚後、彼との子供を作ることについての心配事や不安は、
- 連れ子虐待のニュースが多いので、自分もそうなるんじゃないかという不安。
- 彼が実の子だけ可愛がったりしないだろうか。
- 彼との子供が生まれてからの子供の気持ち、疎外感を感じたりしないだろうか。
などが挙がってきます。
私の友人が子連れ再婚した際、彼との子供が生まれたときに、「もし子供に(連れ子に)何かするようなことがあったら、いつでも(彼を)捨ててやる!」というのを聞いて笑ってしまいましたが、頼もしいなと思ってしまいました!
でもそうなると、また子供は「離婚という別れ」を経験しなければいけなくなります。
作らなければこのような心配や不安はなくなりますが、2人の間に溝が出来たりしないか・・・。
本当に慎重に決めなければいけない問題で、十分に話し合うことが大切です。
再婚を反対された!説得する?諦める?
自分の両親から、彼の両親から、子供からなど、再婚に反対されたら説得しますか?それとも諦めますか?
お互いの両親からの反対がある場合、
- 時間をかけて納得してくれるまで待つ。
- みんなでいると幸せだと見せてアピールする。
等の意見があり、大人同士で理解しあえるように話し合う方が多いように思いました。反対されるということは、心配してくれているということ。
この人なら大丈夫!と自信をもって話し合えたら、安心に変わってくることもありますね。
そして、子供は再婚に反対の場合が多いようです。
子供からの反対には、
- 無理に話をすすめない。
- 急がずに待つ。
という意見が多くあり、「再婚をやめる」という意見も少なくなかったです。
子供からの反対は、「自分がイヤ」というときと、「母を心配して」いる場合もあります。
賛成してくれる子供の中にも、本音が言いにくい子供もいて、反対と言えずにいる場合もあります。
無理に話を進めてしまうと置いてとだけでなく、自分と子供との関係がうまくいかなくなることも・・・。
親が再婚した子供の意見として、
- 母が幸せならと思って我慢していた。
- 母子家庭のままでよかった。
などもあり、子供は私たちが思っている以上に窮屈に感じる場面が多いのかもしれません。
シングルマザーの再婚は、「母子家庭との結婚」なので、一緒に住む子供の意見はとても慎重に受け止めていきたいですね。
再婚するときに必ず確認したい事、約束(決め事)。
もう2度と失敗しないために、子供を傷つけないために、再婚をしようとする時彼と最初に決めておきたい約束事(決め事)、確認しておきたいことをご紹介します。
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子供にかかるお金の話などは特にしにくいことかもしれませんが、あとでしこりを生まないためにも必ず確認しておきましょう。
このような話の時に、面倒くさそうな表情やイヤな態度をするような方なら、ちょっと不安ですね。。。
大きな確認事項を書き出してみましたが、堅苦しいことばかりじゃなく、「浮気をしたら」「ケンカをして収集が付かなくなったときの対処法」とか、「年に1回は旅行に行く」など、毎日の生活の決め事も作っておくといいかもしれませんね(*^-^*)
再婚。するか、しないか。
なぜ再婚したいのですか?
子供のため?
お金のため?
老後のため?
愛しているから?
絶対にもう失敗したくないと思っているシングルマザーは、何のための再婚ならうまくいくというのでしょう。
どんな人なら、どんな条件をクリアしていれば、うまくいくのか。
初婚の時も、まさか離婚するとは思っていなかったはずです。
どんなにいい人でも、お金持ちでも、結婚がうまくいかなくなる人はおられます。
そこは、初婚も再婚も同じです。
でも、シングルマザーの再婚は、最初から子供がいます。
子供を、もう二度と傷つけることは出来ません。
彼といて、自分が幸せになれると思えるということを前提に、子供の幸せを一番に思える再婚であってほしいと思います。
その人に、自分の命よりも大切な我が子を預けられるか。
その人は、何があっても子供を守ってくれるか。
ということもとても大きなポイントです。
もうコリゴリだと思っていたはずなのに、再婚を考えられる人に出会えたことは素晴らしいことですよね。
今じっくりと考えることは、どっちを選んでも幸せな家庭へと進んでいく道になると思っています。
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