新聞の折込などでよく目にする共済保険。
保険料がとても安くてビックリしますね。
内容はどうなんだろうと気になるところですが、私が加入した民間の保険と比べてみました。
「一家の大黒柱」私が加入している民間の保険。
まず、私が加入している保険はこちらです。
加入している保険 | 毎月の保険料 | もしもの時の保障額 |
死亡保険(定期) | 1,540円 | 1000万円 |
収入保障保険 | 1,500円 | 2640万円 |
医療保険 | 3,432円 | ー |
合計 | 6,882円 | 3640万円 |
※33歳加入時。
全て「保険の窓口インズウェブ 」で比較・資料をじっくり見てから民間の保険に加入しました。
33歳加入時で、保障額のわりに保険料がとても安く、自分でも気に入っています。
でも、共済のチラシを見ると、「1,000円」や「2,000円」の掛け金がとても気になりますよね。
私は「一家の大黒柱」なので、生命保険で必要な保障は死亡時に「3570万円」、医療保険で必要な保障は「入院日額10,000円」以上という計算をしています。(自分の場合を計算してみる)
これを基準に、共済と民間の保険を比較します。
共済には「県民共済」「こくみん共済(全労済)」「JA共済」「コープ共済」などがありますが、今回は「県民共済(都民共済)」で比較しますね。
医療保険「入院日額10000円」を基準とした比較。
民間の保険 | 都民共済 入院保障2型 |
|
保障期間 | 終身 | 60歳まで |
掛け金 | 3,432円 | 2,000円 |
入院日額 | 10,000円 | 10,000円 |
入院限度日数 | 1入院60日 (三大疾病は無制限) |
1入院124日 |
通算入院限度日数 | 1000日 | なし |
通院日額 | ー | ー |
手術 | 5万・20万 | 2.5万・5万・10万 |
先進医療 | 通算2000万 | 1~150万 |
死亡保障 | ー | 10万 |
※優れている方にピンクで色を付けています。
さすがに共済は安い掛け金で保障もしっかりついています。
これが終身なら…。
共済の落とし穴。
実は、共済には大きな注意点があります。
都民共済の保険期間が「60歳まで」となっているところに要注意!
掛け金は安いですが、この保険は定期タイプになっています。
60歳以降はどうなっていくかというと…。
【都民共済 入院保障2型 60歳~の動き】
保障 期間 |
~60歳 | 60~65歳 | 65~70歳 | 70~80歳 | 80~85歳 | 85歳~ |
掛け 金 |
2,000円 | 更新・加入 できない |
||||
入院 日額 |
10,000円 | 7,500円 | 5,000円 | 3,500円 | 2,000円 | |
入院 限度 日数 |
124日 | 44日 | ||||
手術 | 2.5万・5万・10万 | 1万・2万・4万 | ー | |||
先進 医療 |
1~150万 | 1~75万 | ー | |||
死亡 保障 |
10万 | 5万 | 3万 |
一番入院の確率が高くなると思われる60歳以降に、入院日額がどんどん減額されていっていますね。
70歳以降には入院日額3,500円、限度日数が44日です。
かなり不安です・・・。
85歳以降は更新もされないし共済では加入できる保険がありません。
もしその後に民間の保険に入ろうとすると、とても高額な保険料になります。
共済と民間の終身保険を比べてみる。
「共済にも終身医療があれば・・・。」と思っていると、県(都)民共済にはないのですが、こくみん共済にはありました!
こくみん共済 「終身医療5000」 |
|
保障期間 | 終身 |
掛け金 | 2,450円 (終身払いのみ) |
入院日額 | 5,000円 |
入院限度日数 | 180日 |
通算入院限度日数 | 1000日 |
手術 | 5万 |
通院日額 | ー |
先進医療 | ー |
死亡保障 | ー |
基準としていた「入院日額10,000円」コースはなく、最高で5,000円まででした。
でもいくら終身があったとはいえ、一家の大黒柱が入院した時にこの保障では足りませんね。
これからは、先進医療を受ける機会も増えてくるかもしれないですし、医療保険は入院中の家族の生活費にもなりますから、しっかりとした保障のあるものを選びたいです。
共済・民間の保険のメリット・デメリット
県民共済 | 民間の保険 | |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
今回比べてみたのは医療保険でしたが、共済には死亡保険単独のものがなく、死亡保障金額の一番高いもので3000万円、掛け金は月5,400円でした。
私の加入している民間の死亡保険は、保険料3,040円(月)で3640万円の保障なので、私の場合は絶対に民間の保険のほうがお得な気がしています。
(この死亡保険をもっと詳しく。)
共済保険に向いている人、向いていない人。
これらを比較してみた結果、共済保険は「補助的に加入するには優れているが、共済のみで加入するのは不安が残る。」と言ったところでしょうか。
【共済保険に向いている人】
- 今加入している民間の保険では、ちょっと物足りないなというときに、掛け金の安い共済を補助的に一定期間プラスする。
- 大きな保障額の必要のない人。
【共済保険に向いていない人】
- 一家の大黒柱のように、家計を背負っている人。
- 大きな保障額の必要な人。
今はネット保険という、掛け金が安くて保障の手厚い保険もたくさん出ていますし、必要な保険はそれぞれ個人で全く違ってきます。
一生の安心を手に入れるため、家族のためにも何度も試算して、資料をよく見て相談して、自分の保険を見つけてください。
細かい保険の内容は、「保険の窓口インズウェブ 」で自分に最適な保険を紹介してもらえます。
保険は病気になってからでは入れないし、加入できても高額の保険料がかかることが多いです。
そして、いつ何が起こるか分かりません。
家族を背負っている立場の方なら、なおさら早くしっかりした保障の保険に入らないと、もしものことがあっても保障が受けられなくなってしまいます。
「保険はどうなってたか?」と思ったその時に、しっかりと考えてみましょう。