初めての療育体験!
療育施設に通う契約を8月に交わした5歳次男。
今月、次男と一緒に2回体験に行きました。
私たちにとっては体験だけど、施設の先生方にとっては次男がどんなことが出来るか、どこまで理解できるか、どんな動きをするのかを見るためにあるようです。
この2回の体験を通して、次男の療育をしてくださる数人の先生方が、次男のためだけに療育のプランを考えてくれます。
初めて2人で施設に行くときは、私の方が少し緊張しました。
次男には、
「今日はいつもと違う病院(発達外来のある総合病院じゃなくて)行こうか。そこでお勉強できるんだよ~。」
と車の中で話しながら行きました。
次男はよく分かってない様子。
そりゃあそうだよね。
どんなところに連れていかれるのかさっぱり分からないよね。
でも、人見知りとか場所見知りもない次男は、どこに行くのかワクワクしているみたい。
こうゆうところに私もすごく勇気をもらえるというか、いつも私の不安を消してくれる次男に感謝しています。
突然ビデオカメラを回しまじめる先生・・・。
施設に付くと、入り口で担当の方が迎えてくれました。
そして、別の先生がビデオカメラを回し始めた!!
ビデオ録るの??(>_<)
結構ビックリした瞬間でしたが、体験の2回はビデオを回して、あとから次男の動きや言葉を確認しながらプランを組んでいくんだそうです。
「終わったらきちんと消しますのでね~。」
と言われたし、必要なことなんだろうけど、あんまりいい気がしないのはなぜだろう。。。
体温計を次男に渡して、
「これでお熱測ってくれる?」
と話します。
次男はいつもこども園で測っているので、慣れた様子で自分の脇に挟んでイスに座ってじっとしています。
「おりこうさんだね~。」
と言われて得意気な顔でますますじっといい子に座っている次男(笑)。
ピピっとなると、数字を見て
「お熱ない。」と先生に返して、靴を脱いで入っていきます。
その時に、
「ママも。」
と私も一緒に入るのかどうか、ちゃんと確認していました。
1人でも全然平気だった次男だけど、5歳になって周りが見えてきたのか、私が付いてきているのか確認していたことは、私にとってはとても新鮮なことでした。
自己申告制とパーテーションで区切られた部屋。
子供たちが利用する場所は、大きく分けて「プレイルーム」「お勉強の部屋」「座って遊ぶ部屋」に分かれています。
1人ずつがプランに沿ってぐるっと順番にプランをこなしていく感じです。
時間割のように、最初にこれをして、次にこれ、次は・・・と5つほどのカードが張ってある個人の予定表があり、その予定の通りに進んでいきます。
カードは子供が理解しやすいように絵で書かれていました。
次男が最初にしたことは、プレイルームで運動です。
広い部屋にボールプールがおいてあり、倉庫の中には玉入れやブランコ、トランポリンなどが閉まってあり、その遊具の写真が倉庫の扉に張ってあります。
そして、次男が「これがしたい」と自分で先生に伝えると、先生がその遊具を準備してくれるという仕組みです。
子供に自分でしたいことを言葉にして言わせる。ということが大事だそうで、他のプランでもこの自己申告制をとっているそうです。
最初はボールプールとブランコで20分ほど遊んだ次男。
その間、ビデオカメラを回す先生のほかに、3名ほどの先生が次男が遊ぶ様子を見ています。
私入れて大人は全部で5名。
一緒に遊ぶでもなく、次男の様子を、時に微笑みながら、時に相づち打ちながら見ています。
なんだか変な感じ。
ものすごく違和感を感じました(>_<)
次はあいさつや絵本の時間。
パーテーションで区切られた部屋?に、先生と1対1で向かい合わせで座って、あいさつや絵本、簡単なゲームをしていきます。
この時、子供にはイスに座ることをしっかりと話しておられました。
チョロチョロと立ち上がることもあった次男。
こども園でもこうなんだろうな~と想像できた瞬間でした。
3番目は、ワークの時間。
ここでもまた、パーテーションで区切られた個人の空間の中に机とイスがあり、そこで壁に向かって座って簡単な問題を解いていきます。
例えば、
「リンゴ、みかん、ブドウ、リンゴ、みかん、ブドウ、〇〇、みかん、ブドウ、、、〇〇は何?」
みたいな問題です。
次男はなんなくクリアして、どんどん先の問題をしていきます。
自宅でも迷路やひらがななどのワークをしているし、お勉強の時は結構じっとイスに座って集中できています。
ただ、「次!次!」と焦っている様子も少し見られたかな~。。。
いつもなら、途中でおやつの時間があるようですが、体験なのでそこは省かれ(笑)。
最後はおもちゃで遊ぶ時間。
ここでも棚の中にたくさんのおもちゃが閉まってあり、そのおもちゃの写真を見て、「これで遊びたい。」と先生に申告して、出してもらってから遊びます。
1つのおもちゃでずっと遊ぶことが苦手な次男は、30分ほどの間に4回おもちゃを変えてもらいました( ;∀;)
次のおもちゃを出してほしいときには、今遊んでいたおもちゃはもちろん片付けてから。
う~~ん、お片付けの練習にもなるし、ありがたい!
数人で次男を観察、ビデオカメラで記録。。。
全部で1時間半ほどの体験が終了。
その間、最初に話した大人5名がずっと次男の遊ぶ姿を見ていたんです(*_*;
私が次男の様子を話すより、実際に見てもらった方がいいのはよく分かりますが、最後まで違和感はぬぐえませんでしたね~(+_+)
ビデオカメラは1時間半ずっと回ってたし。
すごかったのは、大人が5人もずっと次男に集中しているのに、次男は気にせずずっと遊んでいたこと!!
次男、スゴ~~~。
よくこんな中で遊べるな~。
私だったら気になって緊張して遊べない。。。
これも症状の1つなんでしょうか?
それとも、ただ肝が据わっているだけと言ってもいい??(笑)
先生はときどき次男に話しかけ、会話をしながら遊んでいましたが、正直こんなこと家では出来ないと思ってしまった。
自宅で1時間でも子供と遊ぶためだけの時間なんて取れません(>_<)
遊び始めても「あ、洗濯干そう。」とか、「ごはんの片付けしないと。」とか、結局「ながら遊び」になってしまって、しっかり子供の相手が出来ません。
それから、次男の要望を全部あんなに落ち着いて受け入れられな~~い!!
遊びをコロコロ変える次男に、先生は、
「次はこれ?分かった。少しだけ座って待っててくれる~??」
という感じだけど、私は、
「え?!もう次ので遊ぶの?もう少しこれで遊んだら?」
「コラ!お片付けしないと次のは出したらダメ!!」
という感じになってしまいます。。。
気持ちの余裕は時間の余裕がとても関係していると思うんだけど、なかなかそんなのないですよね~。
さらにさらに、先生方みんな声が小さい!!
あれってわざと?
何か意味があるのかな~。
何度言っても同じことを繰り返したり、何度言っても動かなかったりする子供たちに、どんどん声が大きくなる一方の私には、あ~無理だ・・・。と思ってしまいました( ;∀;)
小さな声で済むなら私もそうしたいよ~。
こんな感じで療育の体験は無事終了~。
次男はいつも通り遊んで帰ってきただけで、自分一人に4人の先生がついてくれて、至れり尽くせり(笑)だったし、たくさん遊べたし、
「また行きたい!」
と話しております(*'ω'*)
発達障害の次男がこれから生きていきやすいように、いろんなことを勉強?改善?する目的で通うことを決めたけど、やっぱり私にとってもすごく勉強になりそうです。
子供との接し方、気持ちの余裕の持ち方、効果的な叱り方、褒め方など、先生を見ていろいろ勉強していこうと思っています。
どこまで実践できるかは自信ないですが(笑)。
次男が楽しんでくれて、本当に良かった!
これから週に1回通うことになるので、次男のメンタルはとても大事ですもんね。
これからどんな変化がみられるのか、私もとても楽しみです☆
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