シングルマザーのリアルなブログ。

2人の男の子を持つシングルマザーの生活を、お金・育児・仕事・生活などすべて詳しく書き込みます。大変だけど、毎日幸せです。

講演会の講師の「バツイチ・子持ちは条件が悪い。」発言。

近所のママさんに誘われて講演会へ。

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先日、「子育て講演会」に行ってきました。

学校やこども園主催の講演会には2回ほど出席したことがあるのですが、今回のは近所のママさんに誘われての出席。

「子育てについてのいいお話が聞けると思うから・・・。まだ早いかもしれないけど、子供が反抗期になった時の話とか。今回は〇〇(都会)の方から来てくれるし。」と言われて、ウチもあと数年後には本格的な反抗期が来るんだろうし、母親1人だし考え方や対処法を聞いておくのもいいかも。と思って、「じゃあ。。。」ってことで行かせていただいたんです。

そのママさんは主催者側の人みたいで、きっと人数が少ないから近所の人も誘ってって言われてるんだろうな~って思ってたんですが、、、。

会場に行ってみると、ほとんど満席状態(;゚Д゚)

すごい人気の人の講演会なのかな~って、ちょっと期待したのを覚えています。

 

壇上には大きな横断幕と横に講師の先生の名前。

「青少年なんとか・・・。」って書いてあったので、ちゃんとした?公式の物なんだなって思いました。

会場に来ている人は年配の方が多く、女の人がほとんどでしたが男性も数人おられました(おじいちゃんでした)。

子育て講演会なのに、年配者が多い?孫育ての話?と思いながら、私は一番後ろの隅っこのイスに座りました。

そして始まったお話は2時間。

子育て講演会とは言えない内容に驚きました。

 

病気の人に「私の話を聞きに来なさい」という「先生」。

最初は自分の家庭内の紹介から始まり、近所の方の話になり、そのお話の中で「先生」と呼ばれる人が出てきます。

そして、話の内容は、

「自分の病気や子供の病気は、親や旦那を大事にしないことが原因。私はことあるごとに「先生」に相談に行き、言われたとおりに実行すると、驚くことにその日から難病と言われた子供の病気がピタッと治った。」

というものでした。

「先生」とはドクターではなく、その人たちが信頼する女性のようです。

最初におかしいなと思ったのは、近所の方の話の時。

隣りの家の奥さんは腎臓病にかかり、もう起き上がることも困難で、来週から透析入院しないといけないと言われているときにその先生のところに相談すると、「来週から子供を連れて私のところに話を聞きに来なさい。」と言われたというところ。

子供は女性の両親が見てあげるからと言ってくれたらしく、その奥さん自分一人で「先生」のところへ行ったそうですが、起き上がるのも大変で、来週から入院と言われている人に「こっちに来て私の話を聞きなさい。」なんて言う?

旦那を大事にしなさいという教えをする人が、旦那を置いてこっちに来なさいなんて言う?

本当に助けたいという気持ちがある人なら、病人のところに来ると思うのですが。。。

私ならその時点で信用できないですね~。

そして、その先生のところで数日過ごしていると、女性の両親から「子供が泣いて困るからそろそろ帰ってこれないか」と連絡がきたと先生に相談したところ、「こうなるから子供を連れて来いって言ったんだ。」と言われたらしい。

でもその先生の言うとおりにしたところ、透析も何もしなくても腎臓病は治ったという話でした。

 

バツイチ、子持ちは条件が悪いでしょ~?

その講師の先生の娘さんが、なかなかいい人と巡り合えなかったが、30才目前にして突然出会いがあったという話。

相手の男性は29歳だったらしいですが、「今は29歳というと、もうバツイチとか、子持ちとか、条件が悪い人しかいないじゃないですか。」とマイクを通して講習の面前で言われました。

バツイチ子持ちの私から言わせてもらうと、確かに初婚の相手を探しておられる婚活中の方から見れば「条件」としては悪いのかもしれません。

中にはバツイチのほうがいいと言われる方もおられますが、それは人それぞれの考え方ですよね。

息子や娘の結婚相手を探している親からすれば、バツイチの相手というのはさらに「条件が悪い」と映るのかもしれません。

でも、それを講師の立場の方が壇上でマイクを通して言いますか?

親を大事に、旦那を大事にという話はとてもいいと思います。

私の描く一般家庭の夫婦像とはかけ離れていましたが(朝旦那を起こすときには三つ指をついて「おはようございます」と声をかける。「お背中流しましょうか」と毎晩お風呂でもういいと言われるまで背中を流す。など)、それがストレスなく出来る人で、それで家庭がうまくいくなら本当にいいと思います。

この講師の方もそれを実践しておられるようで、すごいなと思いました。

相手に思いやりを持って、今までの恩を返して、優しくしましょう。などと講演している人でしたが、その発言で「あ~この人は作ってるな。」と思いましたね~。

人に偏見を持っている人。見下している人。いい人を演じている人。裏がある人。

 

「先生」の言われる、親を大事に、旦那を大事にというのは大切なことだと思いますが、それをしたら必ず病気が治ると結びつけるのも怖いと思いました。

子供が病気になれば、何をしてでも治したいと思うのが親心。

親や先祖を大事にすれば、子供の病気が治ると言われたら私もするかもしれません。

子供の病気がそれで治るかどうかは分かりませんが、やって損することは何もないし、親にも恩返しができる。

でも、そこを「即治る。必ず治る。」と結びつけるのは怖いです。

治らなければ、「あなたの心が足りないからだ」と言われます。

子供の反抗期の話も全然なかったし、講師の方は話が終わるとすぐに会場を出ていかれましたし、ちょっとおかしいなと感じました。

 

自宅に帰ってその「先生」と言われた人を調べてみました。

宗教でしたね~。

宗教が悪いとは思いません。

信じる心も信じる人も否定する気はないです。

でも、お金を集めています。

会場入り口でみなさんが連絡先を書いていましたが、私は書きませんでした。

入口の時点でこんな話だと思ってませんし、何か連絡が来るのもイヤだなーと思って書かなかっただけですが、書かなくて本当によかった。

次の日、誘ってくださったママさんに「どうだった?」と聞かれましたが、「すごいお話でしたねー。」と答えました。

ご近所なのでお付き合いはしていかければいけませんが、もう講演会には行かないでおこうと思います。

 

講演会・・・でしたが、こんな講演会もあるんだとすごく勉強になりました。

子育て講演会だからってことで行きましたが、学校主催とか、信頼のある友達の誘いとか、それ以外の物には簡単に行かないでおこうと決めた1日でした。